知覚過敏は、歯ぎしりや強すぎる歯みがきなどによって起きます。歯の表面のエナメル質がすり減り、または欠け、象牙質が露出することで、神経へつながる象牙細管から刺激が伝わりやすくなり、痛い・しみるといった症状があらわれるのです。なお、知覚過敏が進行すると、歯みがきがきちんとできなくなり、虫歯や歯周病になる可能性もあります。
当院では、知覚過敏に対する治療を行っています。気になることがありましたら、早めにご相談ください。
歯がしみる、痛いといった症状の原因として考えられるのが、虫歯と知覚過敏です。虫歯は、虫歯原因菌の出す酸によって歯が溶かされているのに対して、知覚過敏は歯の表面にあるエナメル質がすり減ったり欠けたりすることで象牙質が露出し神経が刺激されている状態を言います。いずれも、しみる・痛いといった症状があるようでしたら、歯科医院で適切な処置を行う必要があります。
【知覚過敏の原因と治療】
知覚過敏は、歯ぎしりや強すぎる歯みがきなどによって起きます。歯の表面のエナメル質がすり減り、または欠け、象牙質が露出することで、神経へつながる象牙細管から刺激が伝わりやすくなり、痛い・しみるといった症状があらわれるのです。なお、知覚過敏が進行すると、歯みがきがきちんとできなくなり、虫歯や歯周病になる可能性もあります。
当院では、知覚過敏に対する治療を行っています。気になることがありましたら、早めにご相談ください。
知覚過敏の治療法
虫歯は歯垢(プラーク)の中に棲息するミュータンス菌などの虫歯菌が、お口の中に残った糖分から酸をつくり出し、歯を溶かしていく病気です。初期段階では自覚症状がほとんどないため、痛みを感じるようになるとかなり進行していることになります。「虫歯かな」と思ったら、早めにご来院ください。
原因その1 虫歯菌の存在
虫歯菌は歯垢の中に棲息しています。ご自宅での歯みがきや歯科医院のクリーニングで、歯垢をしっかり取り除きましょう。
原因その2 糖分
お口の中に糖分が残らないようにしましょう。甘い物は食べても良いですが、だらだら食べ続けることは控えましょう。食べたあとには歯みがきの習慣を。
原因その3 歯みがきのタイミング
食後30分程度で虫歯菌が酸をつくり出すと言われています。虫歯菌が活発になる前に、しっかりとブラッシングを。
進行段階 | 症状 | 治療法 |
---|---|---|
C0 【ごく初期の虫歯】 |
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 | 適切な歯みがきやフッ素塗布で治ることがあります。 |
C1 【エナメル質の虫歯】 |
エナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たい物がしみることがありますが、まだ痛みはありません。 | 虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。 |
C2 【象牙質の虫歯】 |
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たい物や甘い物がしみるようになり、ときどき痛むこともあります。 | 虫歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)やレジン(歯科用プラスチック)で補います。 |
C3 【神経まで達した虫歯】 |
神経まで虫歯が進行した状態。熱い物がしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。 | 神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。 |
C4 【歯根まで達した虫歯】 |
歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態。痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まると再び痛みが出ます。 | 多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯やインプラントなどで失った歯の機能の回復を図ります。 |