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顎がカクカク鳴る?顎関節症かもしれません!

顎関節症はさまざまな症状を引き起こします。しかし、ご自身が顎関節症であるという自覚がないまま、症状に悩まれている方も少なくありません。次のセルフチェックリストに当てはまるものがないか確認してみましょう。

あなたはどうですか?顎関節症のセルフチェック

このチェックリストで当てはまる項目の合計点数が8.6以上では顎関節症の危険あります。早期発見・早期治療のためにも、一度当院へご相談ください。

顎関節症の原因

原因は複雑で,咬み合わせが悪かったり,歯ぎしりや歯をかみしめる癖,ムチ打ちなどの外傷,ストレスと,さまざまな要因が重なって,強い力が顎の関節にかかる場合に起こるといいます。また原因以外に症状を持続・悪化させる因子もあります。患者さん一人ひとりの生活や習慣によって発症の引き金は異なりますので、詳しくは診察をさせていただいてから対応させていただいております。

顎関節症の治療

多くは保存的治療で対処しますが,症状によっては外科的な治療を行う場合も希にあります。
通常は鎮痛薬の規則的な服用で,関節内の炎症を鎮めるとともに,スプリントといわれる、プラスチックの板を歯列全体にかぶせる保存的な治療が一般的です。

スプリント療法

スプリントと呼ばれるマウスピースを製作し、就寝時などに装着していただきます。くいしばりや歯ぎしりを緩和する効果があります。

咬み合わせの調整

咬み合わせが悪い場合は、咬むときの力がきちんと分散できるよう調整をします。詰め物・被せ物・差し歯などの人工物はもちろん、天然歯でも咬み合わせに注意が必要です。

生活習慣の指導

生活習慣は一人ひとり異なります。同じ顎関節症でも原因となる習慣も人よって異なります。患者さんとのお話の中で知りえた、普段、無意識のうちに行っている生活習慣の改善をご指導いたします。具体的には、正しい姿勢を維持する方法や適度な運動メニューなどをアドバイス。生活習慣から顎関節症の症状を増悪させる因子を緩和します。

親知らずの抜歯について

親知らずは永久歯が生えそろった後に生えてくる歯。通常、奥歯のさらに奥に上下4本生えてきます。しかし、現代人は顎が小さい傾向にあるのでまっすぐ生えてくることは少なく、横向きに生えてきたり、埋まったままで周囲の歯や組織を圧迫したりすることがあります。このような場合、きちんとお手入れできずに虫歯になってしまうことが多いため、抜歯する必要が出てくるのです。

親知らずの抜歯の流れ

左の図のように、横にはえた智歯の根は、下唇の触った感覚をつかさどる神経と近接してます。ごくまれに、抜歯のときにこの神経を圧迫したり、術後に腫れが生じると、一時的に神経がマヒしてしまうことがあります。ちょうど、麻酔をして感覚が鈍くなった感じです。
通常、3日から1週間ほどで症状は改善します。
長引きそうな場合は、神経が早く回復できるような処置を行います。

十分に麻酔を行い、痛みのない状態で処置を行います。
少し、切開を入れて、炎症を起こした歯ぐきを取り除きます。
横にはえた歯は、まっすぐに抜くことができないため、通常、歯を削る道具で歯のあたまと根を分割します。

分割したあたまの部分を取り除きます。
残った根も取り除いて、抜歯終了です。

抜歯後、中を十分に掃除して、洗浄します。
出血を止めて、傷を縫います。

個人差、傷の大きさによって程度は違いますが、2~3日は腫れた感じがします。
組織のデリケートな方(女性に多いです)は、頬にアザができることがありますが、1週間ほどで消えます。
「抜歯後の注意事項」を守って生活していただければ大きな問題はありません。
術後1週間ほどで、抜糸します。

抜歯した場所が、再び骨に置き換わるまでは、6ヶ月ほどかかりますが、その間の日常生活には差し支えありません。
食べ物が詰まりやすいことがありますが、よくうがいをして、清潔にしていただければ問題ありません。

口腔外科では粘膜疾患の確認を行っています

お口の中やお口周辺にできる腫瘍やのう胞は、口腔外科の担当分野です。一見ただの「できもの」に見えますが、悪性の腫瘍であることもあります。気になる症状がございましたら、まず当院へお気軽に受診して下さい。口腔内をよく調べ、適切な治療ないしは高次医療機関へのご紹介を行います。長引く口内炎、しこりや腫れといった症状がある場合はご相談ください。

院長 吉田からのメッセージ

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